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「コピーデッキ」と「オリジナルデッキ」はデッキ作りの両輪なのではないかって話

デュエマ一番うまく回せるやつは誰だ選手権から脱却して分からん殺しができるようになるための記事です。

いや実践できてるわけじゃないしわかんねーけど。全部話半分に聞いてくれ。

 絵を描いています。

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 神絵師には程遠いんすけどね。金髪碧眼赤フレメガネはいいぞ。

 

アニメ私塾っていう絵の添削を行ってるサービスがあります。自分は入ってないんですけど、YouTubeチャンネルで描き方とか心構えとか解説した動画をアップしてて、それに主にお世話になってる感じです。本は2冊買った。

www.youtube.com

で、動画化されてないんで本からの引用なんですけど、この話。

画力を向上させ続けるには、模写とデッサンの両方で日頃からインプットしましょう。

そして、模写とデッサンでインプットしたものを自分の中に落とし込むために、自描きというアウトプットが必要です。

アニメ私塾流 最高の絵と人生の描き方 添削解説80点付き | 室井 康雄(アニメ私塾) |本 | 通販 | Amazon

 模写(うまい絵をそのまま描き写す)とデッサン(実際にあるものの形を正確に描き写す)は型を身につけるための練習、自描きはそのまま作品作り。この3要素をループすることで絵を描く力って向上するのよ、って話です。うまくならないのはセンスとか才能じゃなく単純に学校の先生が描き方を教えてくれなかっただけ、ってのがアニメ私塾が言わんとしてることのひとつです。

それはいいんだ、ともかく、インプット/アウトプットのループの話です。

 

で、何かっていう本題。

カードゲーム界隈において時々火花を散らしてる「コピーデッキ」と「オリジナルデッキ」なんだけど、これって対立するものじゃなくデッキ作りにおける両輪なんじゃないかって話なんですよ。「コピーデッキ」というインプットと「オリジナルデッキ」というアウトプット、ふたつはループする。

 

誰しもこういう思い出があると信じたいんですが、小学生とか中学生とかでカードゲーム始めるじゃないですか。構築済み買ったとかカードは貰ったとか拾ったとか、色々きっかけがあると思うんですけど。で、とりあえず手に入れたカードでデッキ組むじゃないですか。

まるで回らないじゃないですか。

 

これって単純にカードがないのもそうなんだけど、つまるところ「強い型」とかそれ以前の「デッキを回すためのセオリー」とか、そういうインプットが全くない状態で「オリジナルデッキ」というアウトプットをした結果こうなったって話なんですよね。残当

じゃあアウトプットを強くするためにはどうすればいいのか、簡単な話。強いデッキを「模写」すればいいんです。

 

「コピーデッキ」って何かって話なんですけど、元はといえばデッキメイクが滅茶苦茶うまいマンが作った「オリジナルデッキ」なんですよね。*1それが(本人か役割分担してるか色々あるけど)プレイング滅茶苦茶うまいマンの手によって結果が出ると大勢の人の目に留まり複写されていく。SNSによる拡散力は目を見張るものがあるし、動画という情報量を盛れるメディアであればわずかな時間でたくさんの情報を伝えられます。

こうして「オリジナルデッキ」は立派な「コピーデッキ」と化してしまうのでした。

 

「コピーデッキ」って大本のオリジナルに価値がある、カードゲームの場合は端的に言って「勝てる」から複写されるわけで、そこには「強い型」とか「環境での立ち回り」とか、そういうエッセンスが凝縮されているはずです。たくさん回してよく観察し、漏れなく吸い取ってしまいましょう。オリジナルの制作者の思想に触れられるなら逃さずチェック。カードがないならふせんにテキスト書いてプロキシで回したっていいのです。

 

ひとしきりインプットしたらデッキを作ってみましょう。アウトプット。インプットの際にたくさん回せば疑問に出てくる点もあるだろうし、その辺に対する仮説を立てながら構築します。自分でカードを選ぶのが大事。

 大体狙い通りにうまくいくものではないと思うんですが、なんでうまくいかなかったのかとか、元のデッキが優れていた点とかが改めて見えてきたりもするので色々分析して覚えておきましょう。もちろん、うまくいったところは今後の武器としてストックしておきます。いいところ悪いところ、色々見つけたあんたは偉い。

 

これを、繰り返す。強いデッキをコピーしてそのエッセンスを吸収し、得られた情報や仮説をもとにデッキを作ってみる。インプットとアウトプットのループ。両輪が回ることで絵がうまくなるのならデッキメイクだってうまくなるはずです。

新弾カードプレビューでカードを見ただけでネタが浮かんで来たら構築力がだいぶ仕上がってきたといってもいいと思います。ふせんに書いて試しちゃえ。 発売前に仕上げてしまえばあとは発売日にカードを集めるだけです。

 

…どうだろう。

デッキメイクもカードゲームの楽しみのひとつなのだから、それなら自在に組めた方が楽しいんじゃないかと思うんですよね。相手の意識してしない、変な角度からの殺しを叩きつけることができるかもしれない。

未来の名デッキビルダーはあんたなんじゃないか、そんな話でした。

 

 

ちなみに。

この「インプット」と「アウトプット」の関係って別にデッキメイクや絵に限った話じゃなく、いろんな趣味とか仕事とかにも応用できるんじゃないかなって思います。トレンドを追ったり、全然違う分野から着想を得たり、古典から学び新しいものを吸収し、そいつをこねくり回して自分のものにしていく。それを繰り返すと結構無敵になれるんじゃないかなって思います。

まずはデッキビルディングで無敵になり、その後人生で無敵になるのだ。

*1:最近のカードデザインって導線がかなりしっかりしてるからオリジナルに見えて制作陣の掌の上で踊らされてる可能性もあるんだけど